1. こんな小児科医が求められている

こんな小児科医が求められている

小児科医に必須のコミュニケーション力


小児科医は地域偏在や若い医師から敬遠されていることなどを理由に、人手がまだまだ足りない状態が続いています。
小児科医そのものの数は少しずつ増えている状況にはありますが、人手不足を解消するまでにはもう少し時間がかかりそうです。

医師不足に悩む医療施設や地域が多いとはいえ、小児科医に向いている人材は限られています

今求められている小児科医像として、コミュニケーション力があることは必須条件と言ってもいいでしょう。

コミュニケーション能力は多くの分野の医師に求められていることではあるものの、とくに小児科医は子供や不安を抱えた母親と接することが大半であるため、より一層この能力が求められます。

特に、子供は自分の体調を正確に言葉にできません。
それをできるだけ聞き出すためには、また、母子双方のメンタルを安定させるためにも、一定のコミュニケーション力が必要となり、それが欠けていれば適切な診療が行えないことも少なくないのです

さらに、どれだけ穏やかにコミュニケーションが図れるか、ここもポイントとなるでしょう
多くの子供は医師に対して恐怖心を抱いていますから、それを和らげるためには穏やかさによる安心感を演出しなければいけません。

患者の視点にたった治療・説明が出来るかどうかは、現代の小児科医に強く求められるものであると理解しておくべきでしょう。

女性医師の需要が増してきています


他の診療科目にも当てはまることではありますが、今、小児科では女性医師の需要が非常に高まってきています。
これは、小児科という分野を考えれば当然なのかもしれません。

上で、小児科医に求められる特徴の一つに“穏やかなコミュニケーション”を挙げましたが、実際にどうであるかは置いておいて、少なくとも患者やその家族から見れば男性医師よりも女性医師の方が穏やかであり、コミュニケーションが取りやすいと感じるのではないでしょうか。
これが、多くの医療施設が女性に働いてもらいたいと考えている理由の一つです。

接する医師が女性であれば、子供も安心するでしょう
母親も同性の方が何かと相談しやすいはず。
一般的に女性の方が子供好きである傾向も強く、また、その子供好きであることが態度や表情にも出やすいこともあり、そうした点でも重宝される存在となっています。
こうしたことから、今後も女性小児科医のニーズが高まりを見せることは間違いありません。

医師募集がかけられる際に、求人票にわざわざ「子供好きの医師募集」などと書かれることはありませんが、患者が子供だけに採用する側は子供や母親にどう見られるかを重視しています
より良い条件の医療施設から採用されやすくするためには、このような部分も考慮しながらキャリアパスを考える必要が出てくるでしょう。